#38.サバゲのコツその2「ゆっくり動いてみよう」

このシリーズ辞めようかと思ってました。 

最近、チーム内で「どう動いたらいいか分からない」「前に出てみても何をしたらいいか分からない」という質問が出てきた。

私としては「(私のGoPro)動画見た通りに射線切って近づいて索敵して、撃てそうなら撃てばいい」という感想なのだが、こういった疑問が出てくるってことは単に「射線を切る」「開幕ダッシュする」というアドバイスは初心者にとっては(経験者のプレーの)表面的な部分だけをフィーチャーしていて意味がないのかな…と思った。

初心者からすると言われたとおり開幕ダッシュしてバリケに張り付いて、運が良ければ1ヒットくらいは取れることもあるが、たどり着いた最前線のバリケに張り付いたままになってしまう。その横で経験者っぽい(装備も纏まった風の)人がスイスイと次のバリケに進んで行くが自分は前に出ていいのかも分からない、なんなら張り付いたバリケから恐る恐る顔を出して索敵するのに精一杯だ。

みんなそんな時期があるし、ここで立ち止まってしまい「自分はサバゲ上手くないなぁ」と思いながらそれでも生き残って前に出れたり、ヒット取ったり、フラッグが取れたりで何となく楽しいから続けてる人が大半なんじゃないかと思う。

ここから先に進むとなると先程挙げた「射線を切る」というテクニックを使ってバリケ間をある程度自由に動けて、可能な限り撃ち合いを避けて(自分が一方的に撃てる状況を作って)ヒットを取れるようになる必要がある。

でも一言に「射線を切る」といっても分からないし。経験者がバリケを縫って接近する様を動画で見せても「そりゃそうなんだけどさ…」ってなると思うし、実際youtuberの動画を見ながら同じように思ってる人は多いんじゃないかと思う。


そんなことを考えながら先日サバゲに行ったときに初心者の動きを見ていてちょっとした発見があったというのが今回の主題だ。


というのもなんか動きがバタバタしてる…これはその人特有のセンス的な部分の話かと思っていたが、どうにも他の初心者と見受けられる(レンタルだったりレプリカ多かったりな)人を見たり思い返してみると全員がそうとまでは言わないが結構な割合でバタバタというか動作が多きい人が多いことに気が付いた。

一番顕著なのはバリケ間の移動でバリケから飛び出て次のバリケまで全力ダッシュしてあわや衝突…というパターンだ。

いやまぁドラマでも映画でもアニメでもそういう演出だもんなぁ…

しかも刑事ものでもアクションでも戦争映画でもみんなそうだから憧れてサバゲ始めた人はみんな無意識にそうなっちゃうよなと。

ただそうすると射程外で視界に入っている敵からすればとても目立つし、足音やバリケに張り付いた時の音やバリケの揺れで近傍の敵に発見されて撃ち込まれてしまう。発見されなくても遠くのプレーヤーが情報共有したりすれば同じだし、最悪の場合は次に索敵しようと顔を出した瞬間にやられてしまう。そうでなくても必死に走って張り付いたバリケに視界は奪われて索敵どころではなくなってしまう。

逆に経験者程よくて小走りで早歩きか殆ど普通に歩いてバリケ間の移動をしている。ただ途中でちょっと急いだり横跳びしてる場面がある。あるいは姿勢を低くしたりしている。

つまりこのタイミングで車線上に出ているか射線を切っているのだ。

またバリケにピッタリと張り付くことはせず、視界と銃の取り回しを両立できる空間を維持してバリケの近くに立っている。これができるのは比較的ゆっくりな動作をしているからで移動中も索敵をし、入るバリケがどれだけのスペースを使えるかを測ってから適切な距離感でバリケを使えているからだ。

先程初心者は「バタバタ」動くと言ったが反対に経験者の動きを「ぬるぬる」動くと表現されるのはこういった差から来るものじゃないかと思った。バリケとバリケの間の限られた射線以外はゆったりと動き、ピンポイントで素早くあるいは姿勢を下げ前進する。

この動作の緩急というか拾うところは拾って落とすところは落とす。その勘所が初心者と経験者の差であって行き詰まりを感じているならそこが足りないのかもしれない。

結局のところ「周りをよく見ながらゆっくり動け」くらいのことしか言えてないが、この記事を読んで「自分もバリケに走り込んじゃってるなぁ…」と思った人はそれを止めてみるといいかもしれない。周囲の状況やその次のバリケの間の射線、走ってきている敵とか色々なものが見えてくる…はず。

まぁぶっちゃけ慣れてくると分かることなんですがバリケ主体のフィールドなら(お互いが移動中でない限りは)自分か相手のどちらかは必ずバリケに張り付いているんで、自分がバリケから出ていても相手のバリケの陰に入ってしまえば射線を(一時的に)切ることはできるんですよね。

撃ち合いというとお互いに遮蔽物に張り付いて…という構図が想像しやすいんですが相手のバリケ使えば自分が動いていても1枚バリケが使えるので、そこから出てしまうタイミングだけサッと動いたり、相手が出てきて目が合ったら撃ってガンロック取ってる間に移動したり、相手の射撃の方が早ければ一歩戻って相手のバリケの陰に隠れてしまえばいいわけで。

言い方を変えると初心者はバリケとバリケという「点と点」を移動しているのに対して経験者は敵がいるバリケの1点に対して射線の通らない「面」を利用して縦横に移動している感じでしょうか。

なんか落としどころないんでこれでおしまい。

それではまた。

コメント

このブログの人気の投稿

#21.プリコックFET

#09.AOE調整

#33.リポバッテリーのバランスコネクタ(とその配線)をしまう