#42.最初に買うエアガンって何がいい?って話
いつまでこの話題してんだって話ですが、聞かれる度に回答を考えてブレるのも良くないので書くことにしました。
先に結論を言うと「ちょっと重くていいなら次世代M4」「重いのがどうしても嫌ならHCのM4かAK」です。
昔話の時に書きましたが2006年の法規制でパワーの上限が決まり、以後今日までそれは続いています。ここで決まった1JというBB弾に与えられるエネルギーの上限を想定して設計されたモデルが次世代以降の電動ガンということになります。フレームからメカボックス、チャンバーまですべてが新規設計(G36kは微妙だが…)で現在でも箱出しで飛距離、命中精度の2点で新規設計の優位を保っています。
またHC(ハイサイクル)シリーズも2006年以後に登場したシリーズで、スタンダード(次世代以前)の定番機種をハイサイクル化、外装をサバゲー向きに短めかつオリジナルデザインに改めたものです。次世代の登場で性能面で陳腐化したSTD(スタンダード)のテコ入れと有料サバゲフィールドの普及に対応したモデルです。こちらは根本的な設計変更はなく、ハイサイクル用の駆動系(モーターからギア)と吸排気系(ピストンからノズル)を搭載することでレスポンスとサイクルを向上させています。チャンバー(HOP)から先と本体の基本設計は従来のSTDと同じで、STD比較でレスポンス(サイクル)で勝るカスタムモデルとなっています。
まとめると「飛距離と精度重視の次世代」と「実用範囲の精度、飛距離でレスポンスの良いHC」ということになります。
パワーが頭打ちとなっているため「狙い撃ち」か「撃ち合い」に振り切った次世代かHCが良い。というわけです。
そして、ここまでマルイ一択でメーカー指定しているのは保守性の問題です。今ではG&Gを筆頭にショップの保護が手厚い海外ブランドが増えましたが、メーカー直接の保証を確実に受けれるのはマルイだけでしょう。
さて、ここまでで「どれがいいの?」って話は終わりですが「純正でFCUが入ってるG&Gに勝てないだろ」とか「女性向きに軽量なコンパクト電動ガン、電動ハンドガンがあるだろ」「ハンドガナーに夢はないのか」などの反論があると思います。
それらについて個別の反論と、それでも「ココを割り切って使う分には良いよ」という話をして終わりにしたいと思います。
・FCU搭載の海外製電動ガン
保守性の問題が一番なのと日本のパワー規制に無理矢理合わせているためベターとは言い難いセッティングだからです。まぁ言ってしまうと多少ロスがあってもリポバッテリーを使えば(使うと思うので)気にすることはないですが、じゃあHCにリポ入れたらFCUの優位性ってかなり薄まるし初心者にはマルイで良くない?というところです。
ココからはディープ(銃弄る人向け)な話ですが、FCUのモーター制御の面でリバイアサンと陽炎のアップデートがこまめで今になってみるとメーカー純正FCUにそこまでの価値がなくなっているという事実があります。
また、一瞬を争うような撃ち合いも特定の層の間でしか発生しないし、サバゲは大半の野外フィールドでは「立ち回り>射撃技術」なのでインドアしか行きませんという訳でなければそこまでFCUに拘る必要がないからです。
・コンパクト電動ガン、電動ハンドガン
これはハッキリしていて「消耗品である」ことと「カスタム=寿命とのトレードオフ」であることです。買い換えたほうが修理するより安いのでどうしようもないです。ただ存在を否定することはないです。
MAC10は唯一無二と言える消音性がありますし、VZ61 はストック付きの銃として最もコンパクトな銃という意味で価値があります。電動ハンドガンも寿命と拡張性では同様ですが年中安定して確実に動作するサイドウェポンとしての地位は揺るぎません(Co2GBBもそこまで安定ではないです)。
ただ性能面で確実に見劣りすることと、短命であることから最初に買う銃としてはおすすめし難いのが事実です。
・GBBハンドガン
性能面とかプレイスタイルは無視して(人によっては最重要ですし…)話しますが、金がかかります。っていうのもマガジンが高いんですよ。そのうえセミオートのレスポンスが理論上MAX(電動ガン比較で即発射)なのでエアコキみたいに1ゲーム100発以内で済むということも稀です。一本数千円のマガジンで1本30発未満、加えてマガジンの重量に合わせたしっかりしたマグポーチ、ベルト(プレキャリ等)、パワーソースのガスが上乗せで費用になります。
多弾マグ1本で済む電動ガンと比較するとサバゲ用としては初期投資が大きくなってしまう上、ゲーム向けの性能も安定しないということです。
まぁこんな理由で次世代かHCがいいぞって話です。マジレスしちゃうとお友達価格でカスタムしてくれる友人を作るのがベストです。毎回店に持って行ってメーカー修理なんてやってらんないので…
それではまた。
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